仕事力

働き方改革でブラック企業が減る?

長時間労働だとブラック企業なのか?

 

形だけの『働き方改革』になっていないか?

 

『働き方改革』だとか、

『有給は必ず消化しなさい』だとか、

『育休は取得しなさい』だとか、

労働時間短縮や休日取得など

推進している世の中になってきています。

現在の業務量そのままに時間短縮、

休日取得させるという事は、

・従業員が多く必要になる

・従業員の能力、生産性を上げる

という事が必要になります。

人件費が多くかかる

能力アップ、効率アップのための経費がかかる

現在の売上高、利益をそのままに、

労働時間を削減するという事は、経費がかかり

利益を圧迫します。

その分さらに売上を上げなければなりません。

もちろん企業として毎年売上高を伸ばしていかなければなりません。

成長させないと衰退しますし、

伸びている企業でないと、

信用が無くなってしまいます。

でも会社は『残業するな!』と言うし、

『有給も取れ』なんて言うし、

残った仕事はどこかでやらなくては

ならなくなりますよね。

会社ないでしかできない仕事や、

相手の時間に合わせなければいけない仕事は

就業時間内にやり、家などでできる仕事は

時間外にやらなければならなくなります。

みんな、そう思っています。

上司だってそんな事わかっているし、

『働き方改革』法案作っている人なんか

もっと仕事しています。

 

そもそも成長している企業は労働時間長いでしょ

 

会社も成長企業になればなるほど労働時間は長いです。

従業員は増やしているけど、成長しているから

仕事は多くなっていく。

事業所は増やす。工場は増やす。

販売店は増やす。

労働時間は長くなるに決まっています。

でも成長している時は文句なんか言いません。

やりがいもある。

日々売上が伸びていて楽しい。

会社も自分も成長しているのがわかる。

お客様にも喜んでもらえる。

労働時間は長くてもやりがいがあって

楽しいはずです。

労働時間が長い、休みが取れないというだけでは

ブラック企業とはいえないでしょう。

 

ブラック企業ってなんだ?

 

人のためになる仕事をしているのなら残業はある程度仕方ない

 

人のためになる仕事をして、やりがいもあるなら

長時間労働はある程度仕方ないと思います。

私もマクドナルドで働いていたときは

長時間労働でしたし、休日もつぶれる事が

多かったです。

忙しくて従業員がかかる辛い思いをするなら

労働時間がない長くても仕方ないとはいえ思うし、

トラブルなどがあって困っているなら

休日でも仕事に行ったりしていました。

誰かのためになっていると思っていたし、

それによって感謝してくれるなら

残業なんて、どうってことないです。

成長している企業で、

お客様のためにやっている仕事なら働くでしょう。

遅くまで。

 

努力を認めてもらえないのがブラック企業

 

社員がサービス残業をしていることなんて、

上司はわかっています。

わかっているけど表向きは

『残業するな』とか、

『休日はしっかり取れ』とか

言わなければならない役職です。

それをわかっていて、ちゃんと

評価してあげて認めてあげてくれる上司なら

長時間労働にはなっていたとしても

いい企業だと思います。

仕事なので全部成功するわけではありません。

結果が出ないこともあるでしょう。

そういう時に社員を認めない、

努力した過程を認めないと社員も

不満に思います。

努力した過程を認めず、

『残業しろとは言ってない』

『休日は取れと言った』

『勝手に残業したんだろ!

残業は上司の許可がいるんだ』

など逃げに入るともう終わりです。

 

『残業するためには残業申請を出しなさい。

上司が許可しないと残業してはいけない!』

なんていう会社は結構あると思います。

 

 

なんじゃ、それ。

 

残業させていた認識はないと、逃げてしまいます。

労働時間は短くなっているけど、業務量は増えている

 

俺が若い頃は、朝から夜中まで働いたものだよ

 

『おれが若い頃は、朝から夜中まで働いてたのに、今はいいよねー』

『昔は会社に毎日15時間くらいいたなあ』

昔の自慢をする方って多いですよね。

これはパワハラだと思わなくていいです。

だって当たり前の事だし、事実ですから。

 

ちょっと盛ってるけど。

 

長時間働いて、会社のために貢献してきた

企業戦士であった事は間違いないです。

自慢話は聞いてあげましょう。

 

結構盛ってきたけど。

 

ただ、

現在、インフラの発展により昔は長時間かけないと

できなかった事が、ものすごく時間短縮になっています。

ネットの発達、交通・物流の発達などにより

時間や労力をかけなくて良くなったのです。

例えば、

電話でしか連絡が取れなかったのがメールになった。

書類を郵送、FAX、持参するという事が、

ファイル送信で済む事が多くなった。

確認してほしいデザイン、動画などもすぐに見せられる事ができる。

遠距離のミーティング、会議もネットでできる

などなど相当の時間短縮になっています。

と、いう事はその分業務量はかなり増えています。

 

昔の長時間労働とは内容が違うのです。

 

昔より、今の方が確実に働いています。

 

ブラック企業とは社員を認めていない会社

 

長時間労働というだけでブラック企業というのは

ちょっと違うと思います。

やりがいがあり、モチベーションがあるなら

長時間労働も苦ではないです。

 

実際、現在成功している人、

活躍している人は

みんな長時間労働です。

 

本人達はそう思ってないと思いますが。

 

学校の先生もブラックと言われています。

相当の時間働いています。

でも子供達の事を想い、それをやりがいとしているのなら、ブラックとは思ってないでしょう。

生徒達の成長にやりがいを感じる事ができる、

生徒達には生涯感謝してもらえる、

なんて素晴らしい職業でしょう。

 

社員にやりがいを与える事ができない、

社員の仕事を認めてあげられない、

社員に正当な評価をしてあげられていない

そういう企業がブラック企業であると

私は思うのです。