お笑い力

上岡龍太郎のうんこの拭き方に学ぶ発想力

上岡龍太郎が提唱したうんこの拭き方

 

鶴瓶・上岡パペポTV

 

昔やっていた深夜番組で

【鶴瓶・上岡パペポTV】という

笑福亭鶴瓶と上岡龍太郎の二人で

立ち話をするトーク番組がありました。

台本無しのとても面白い番組で

上岡龍太郎のインテリジェンスなボケ、ツッコミが

堪能できる番組でした。

上岡龍太郎は知識、教養を醸し出す事のできる

素晴らしい芸人さんで、どんな嘘を言ったとしても

本当と思わせる話術を持っていました。

 

 

上岡龍太郎の話で忘れられないのが、

うんこの拭き方です。

粗拭き
下拭き
本拭き
ツヤ出し
総仕上げ

この5行程でいけるというのが

とても面白く印象的に覚えています。

シャワートイレのある今に置き換えると、

粗拭き
洗浄
本拭き
ツヤ出し
総仕上げ

こんな感じになるでしょうか。

 

 

 

ゴロの良い文字数で表す発想力

 

 

下世話なモノを文化的に言う

 

うんこをするという下ネタを

あたかも職人技のように美しくまとめるという

知性あふれるボケです。

 

ゴロが良い

カタかなに直すと

アラブキ
シタブキ
ホンブキ
ツヤダシ
ソウシアゲ

です。

続けて言葉にすると、とてもゴロが良く

覚えやすいです。

四、四、四、四、五という文字数が

歯切れ良いのです。

ラスト5文字のキメ!

 

ラストを5文字にする事で、とても

 

心地良く聞こえ、オチのようにまとまります。

 

七五調の心地よさ

 

七五調の響き

 

七五調は日本語にとても合っていて

標語、決めゼリフ、キャッチフレーズ

歌詞などにも多く使われます。

 

もりた
もりた
海賊王に俺はなる!

これも七五調です

 

七五調は、

三四五にも分けられるし、

四三五や、

四四五でも使われます。

うんこの拭き方も、

七、五調で締めているので、

スッキリ決まるのです。

七五調の言葉をたくさん集めたサイトがあったので参考にどうぞ。

七五調の言葉は楽しい!記憶に残るあの言葉も「七五調」だった【声に出して読みたい日本語】

 

七五調はギャグでも多い

 

・ペンパイナッポー、アッポーペン

・いくつになっても甘えんぼ・ラーメン、つけ麺、ぼくイケメン

・あたり前田のクラッカー

・叩いてかぶってジャンケンポン
(これはギャグじゃないか)

七五調は覚えやすいのでギャクで使われる事もよくあります。

その他、ルートの覚え方にも七五調がつかわれてたり。

√2・・・1.41421356(一夜一夜に人見頃)

√5・・・2.2360679(富士山麓オウム鳴く)

 

俳句、川柳

ご存知のように、俳句、川柳は

五七五文字です。

日本語の俳句(はいく)とは、季語(有季)及び五・七・五(十七音)を主とするの定型を基本とする定型詩である。十七文字じゅうしちもじ十七音じゅうしちおん十七語じゅうしちごとも呼ばれる。世界最短の定型詩のうちの一つとされる。

引用:Wikipedia ~俳句~

 

川柳(せんりゅう)は、五・七・五の音を持つ日本語の詩の一つ。俳諧、すなわち俳諧連歌から派生した近代文芸である。俳句と同じ五七五の音数律を持つが、俳句が発句から独立したのに対し、川柳は連歌の付け句の規則を、逆に下の句に対して行う前句付け(前句附)が独立したものである。俳句にみられる季語や切れの約束がなく、現在では口語が主体であり、字余りや句跨りの破調、自由律や駄洒落も見られるなど、規律に囚われない言葉遊びの要素も少なくない。

引用:Wikipedia ~川柳~

 

都々逸

 

都々逸(どどいつ)とは、江戸末期に初代の都々逸坊扇歌(1804年-1852年)によって大成された、口語による定型詩。七・七・七・五の音数律に従う。 元来は、三味線と共に歌われる俗曲で、音曲師が寄席や座敷などで演じる出し物であった。 主として男女の恋愛を題材として扱ったため情歌とも呼ばれる。

引用:Wikipedia ~都々逸~

 

私は都々逸の言葉の響きが大好きです。

お座敷とかでも使っているので

情歌、艶歌になっている事が多いです。

落語家さんもよく使っています。

 

出かける猫に行き先聞けば、旅行が好きでマタタビだ。

歌丸です。

 

一度でいいから見てみたい。女房がヘソクリ隠すとこ。

歌丸です。

コージー冨田さんが歌丸さんのモノマネをするときのセリフですね。

 

あとはこんなもの・・・

 

立てば芍薬 坐れば牡丹 歩く姿は 百合の花

三千世界の 鴉を殺し ぬしと添い寝が してみたい

夫婦喧嘩と外れた障子 どちらもはめればすぐ直る

信州信濃の新そばよりも わたしゃあなたのそばがよい

 


miyukiiiさんによるイラストACからのイラスト

 

七五調は仕事でも使える

 

プレゼンなどの決めを七五調にする

 

プレゼンなどで伝えたい決めゼリフを

七五調で言う、パワーポイントに入れるなどで

伝わりやすく、覚えやすく印象に残ります。

 

会社のキャッチフレーズを、七五調にする

 

100人乗っても大丈夫

目の付けどころがシャープでしょ

コンビニのキャッチコピーも七五調が多いことに

気付きました。

 

セブンイレブンいい気分

街のホットステーション

あなたとコンビにファミリーマート

しゃべれる食べれるコンビニエンス

私は北海道生まれだから…

ここはお風呂の遊園地

なんてったって宇宙一

行ってみたいなサンパレス

出てきた出てきた山親爺

 

このように、

キャッチフレーズ、キャッチコピーは

文字通りキャッチーで覚えやすい七五調が

いいのではないでしょうか。

プレゼンや、会社などで使えないか

ちょっと考えてみてはどうでしょう。

 

もりた
もりた
それではみなさん さようなら

七五調であいさつ